燃料-パラフィン、アロマ製品、ナフタレン、オレフィン

ASTM D8045による石油製品の酸度測定

2016年リリースのASTM D8045には、温度滴定を利用した原油および石油製品の酸価測定について記載されています。このメソッドは、電位差滴定に比べて、様々な点で利点があります:

  • 温度滴定による分析なら、終点がわかりやすく、測定結果の再現性が向上します。
  • より迅速に分析が行えます。
  • センサーのメンテナンスが不要です。

> 温度滴定およびASTM D8045について詳しくはこちら…

公定法による石油製品、化石燃料の分析例

石油に代表される化石燃料の重要性は、関連する標準規格の多くに反映されています。世界的な分析機器メーカーできあるメトローム社は、石油や石炭、化石燃料の品質管理試験法について、長年にわたりノウハウを提供しています。

> さらに詳しい情報はこちら

酸塩基価 – 重要な品質指標

塩基価(BN)は、アルカリ性化合物の合計を示す指標であり、これと同じく、酸価(AN)は、酸性化合物の合計を示す指標です。両方の値は、油の品質を決めるのに重要となります。

電位差滴定による測定

両方の指標は、非水系の溶媒や有機溶媒を含む溶液中の電位差滴定法により自動測定できます。これは電極の洗浄に溶媒を添加しながら測定します。天秤付きサンプルチェンジャーが、油サンプルを自動秤量して、そのまま滴定することも可能なので、秤量から滴定までを完全自動化することもできます。これにより、滴定工程が完全トレーサブルとなります。

ダウンロード

ASTM D 974 に準拠した光度滴定による、酸価と塩基価の測定

酸価 (AN)および塩基価 (BN) は、ASTM D 974 による指示薬を使用した光度滴定法でも測定できます。メトロームでは、耐有機溶媒性の光度滴定用電極を使用して自動滴定装置で測定することができます。









関連製品

測定が速い温度滴定

内部液の交換などの電極メンテナンスが不要な温度滴定法で酸塩基価を測定することもできます。コンタミや不純物が電極に干渉することもありません。電極の反応に水和反応が伴いません。電位差滴定法と比べて、温度滴定法は3倍速い速度で滴定が行えます(完全自動システムでTANの測定をした場合)

有機溶媒対応 ソルボトロードpH電極: コンタミに強く、電極の洗浄も楽なpH複合電極。

オプトロード電極: 1本で8波長に対応する光度滴定用電極

ダウンロード

石油製品の水分測定

水分は、あらゆる石油製品に副産物として含まれています。

水分が含まれていますと、潤滑性を低下させ、微生物による油の劣化を促進し、タンク内にスラッジができての汚れの原因ともなります。

このため、石油製品に含まれる水分を測定することは、とても重要になります。カールフィッシャー水分測定は、世界中で公定法としても採用されております。またKF水分測定法は、簡単に測定できて、再現性や精度も高い測定方法です。石油製品中の低水分を測定するには、電量法カールフィシャー水分計を使用します。

ダウンロード

燃焼法イオンクロマトグラフィによる燃料中のハロゲン、硫黄の測定

燃料に含まれるハロゲン物質や硫黄の副作用

硫黄を含む燃料を燃焼すると、大気汚染の原因となる硫黄酸化物を放出することになります。さらに、高濃度の硫黄を含む燃料は、ガソリンエンジンに対して悪影響を及ぼします。同様に、燃料中の腐食性ハロゲン物質の含有も、精製工程において最小限にとどめる必要があります。

燃焼法 IC

燃焼法 IC(CIC) は、ハロゲンや硫黄が含まれる各種石油製品を燃焼して、出てきたガスをイオンクロマトグラフィーで自動測定する方法です。石油製品のサンプルが、液体、固体、ガスに関わらず測定が行えます。

上のイラストは、燃焼法イオンクロマトグラフィーの概略図です。燃焼により発生したガスは、溶液に吸収され、イオンクロマトグラフィーにより各種ハロゲンと硫黄が測定されます。

ダウンロード

適正なブレンドと精製のためのNIRによる測定

NIRによる適切なブレンド工程

ブレンド工程において、原油を分画蒸留して得られた各生成物を適切に混合して、販売品質のディーゼルオイルやガソリンを生産しています。この工程をオンラインで、自動化した処理システムで行えば、とても経済的です。生産する燃料の仕様に達すると、ブレンド工程の終点となります。ブレンド処理の進行状況を示す重要な指標には、ディーゼルブレンドのセタン価(cetane number) やガソリンブレンド用のオクタン価などがあります。NIRセンサーは、プロセス内に直接設置することができるため、全体の工程管理の監視を可能とし、高品質な製品生成に貢献します。さらに管理項目を増やすためにパラメータを追加することもできます。
さまざまな石油化学製品を製造するために、原油や天然ガスを精製しますが、これには、蒸留、分留、脱硫複雑工程が必要となります。これらの精製工程において、石油化学製品の組成や特性をモニタリングして管理するために近赤外分光法 (NIR) が使用されます。

> さらに詳しい情報はこちら(英語)

NIRSを用いて、ガソリンの配合プロセス中のリサーチ法オクタン価 (RON) とリード蒸気圧の制御パラメータのプロセスイメージです。両方パラメータは、コントロールパネルのライブ画面を介してモニタリングできます。

プロセス分析計

ダウンロード

関連製品

腐食

石油化学やバイオ燃料産業において、腐食の問題は製造コストを増大させて、人や機械に脅威を与える重大な問題です。米国だけでパイプラインの腐食が年間2000万USドルを超えることが報告されています。メトローム オートラボの電気化学分析装置は、高純度燃料生成や応用研究において使用されています。

アプリケーション検索へ

お客様の声:CEPSA リサーチセンター(スペイン)

"30年以上にわたり、私たちのラボでは、洗剤中の界面活性剤の測定、オレフィンの臭素価の測定に、メトロームの自動滴定装置を使用しています。またディーゼルオイルやFAMES(脂肪酸メチルエステル)の酸化安定度をランシマットで測定しています。メトロームの製品は、どれも使いやすく、信頼性が高いです。"

CEPSA社は、スペインのエネルギー会社です。メトロームの自動滴定装置、KF水分計をロボットアーム付きオートサンプラを接続して連続運転している現場をご覧いただけます。