AN-T-154
2024-02
Determination of alpha acids in hops according to EBC 7.4
Conductometric titration to test hops for alpha acid content
概要
ホップはビール製造における主要な原料であり、苦味だけでなく、香りや風味にも寄与します。ホップ中のアルファ酸レベル(AA%)は、ホップが付与できる苦味において重要な役割を果たします。醸造プロセスにおける煮沸中に、アルファ酸はイソアルファ酸へと変化し、ビールに苦味を与えます。このため、ブルワーが使用するホップの正確なAA値を把握することが重要です。
異なるホップ品種は異なる量のアルファ酸を含んでおり、同じホップ品種であっても異なるレベルを示すことがあります。これは、栽培条件や収穫時期などの要因にも左右されます。AA%はホップにおいて1%から20%まで変動する可能性があります。そのため、ブルワーはAA含有量を正確に測定・管理することで、ビールの風味プロファイルの一貫性を維持しています。
本アプリケーションノートでは、EBC法7.4に準拠したホップ中のAA%の測定について説明します。ホップはまずトルエンで抽出され、その後、抽出液中のアルファ酸含有量が電気伝導度法を用いた沈殿滴定により測定されます。
Samples
乾燥ホップペレット、Solero品種(AA 16%)
Experimental
ホップペレットはまずトルエンで抽出されます。分析では、調製した試料の一定量をサンプルビーカーにピペットで採取し、メタノールを加えます。その溶液を、当量点を過ぎるまで、メタノール/氷酢酸中の標定済み酢酸鉛で滴定します(図1)。
Results
電気伝導度滴定により、ホップ中のAA%を確実に測定することができました(表1)。
表1. Solero種ホップペレット中のアルファ酸含有量の試料測定結果。
| 試料 | 結果 wt% | RSD (%) |
|---|---|---|
| Solero | 4.5 | 2.7 |
Conclusion
ホップペレット中のアルファ酸含有量は、EBC法7.4に準拠した電気伝導度滴定を用いることで、簡便に測定することができます。他の方法に対する大きな利点は、分析に使用される堅牢なセンサーです。外部からの妨害の影響を受けず、洗浄も容易です。この特性により、システムの自動化の導入も容易になります。
ペレットのアルファ酸含有量は時間の経過とともに減少します。そのため、最良の結果を得るには、使用直前にこのパラメータを再度測定することが推奨されます。
Internal reference: AW CH1-1116-122011