WP-009
イオンクロマトグラフィーによる飲料水中の陰イオン・オキシハライド測定
概要
安全な飲料水のモニタリングには、主要な無機陰イオンに加えて、臭素酸、亜塩素酸、塩素酸などの規制対象の消毒副生成物(DBP)を正確に測定することが求められます。このホワイトペーパーでは、OMNIS ICが高い分析性能と先進的なラボ自動化をどのように組み合わせて飲料水分析を行うかをご紹介します。溶離液の自動調製とMetrohm intelligent Partial Loop Injection Technique(MiPT)により、検量線の作成と日常的な運用が簡素化され、手作業の負担や誤差要因の低減につながります。
EPA Method 300.0 Part AおよびISO 10304-1に準拠した主要陰イオン(フッ化物イオン、塩化物イオン、亜硝酸イオン、臭化物イオン、硝酸イオン、リン酸イオン、硫酸イオン)の日常分析において、Metrosep A Supp 19は、マトリックス濃度の高い難しい水試料でも安定した分離を実現します。20分以内に完全な分離が得られ、MiPTにより1種類の混合標準液から1:400の濃度範囲での検量線作成が可能となり、優れた精度と回収率、そして無視できる程度のキャリーオーバーを実現します。
主要陰イオンと、微量レベルのオキシハロゲン化物DBP(塩素酸、亜塩素酸、臭素酸、ジクロロ酢酸(DCA))の両方をモニタリングする必要があるラボでは、Metrosep A Supp 20により、EPA Method 300.1 Part AおよびBの分析対象成分、ならびにISO 10304 Part 1および4(DCAを除く)の分析対象成分を、1回のクロマトグラフィー測定で同時に測定できます。溶出は30分未満で完了します。高いカラム容量、優れた選択性、そしてOMNIS ICの自動化の組み合わせにより、日常的な品質管理から規格に準拠した微量レベルの分析まで、飲料水の法規制に基づくモニタリングのための効率的なワークフローが実現します。
ホワイトペーパーで取り上げているハイライト:
- EPA 300.0/300.1 Part AおよびB、ならびにISO 10304 Part 1および4に準拠した分析
- Metrosep A Supp 19による、20分未満での主要陰イオンの分離
- Metrosep A Supp 20による、30分未満の1回のクロマトグラフィー測定での主要陰イオンおよび微量レベルのDBPの測定
- MiPTを用いた、1種類の混合標準液からの1:400自動検量線作成
- 手作業の削減、優れた回収率、無視できる程度のキャリーオーバーによる信頼性の高い結果