AN-T-224
2021-09
【技術資料】温度滴定による凝集剤・フロック剤中アルミニウム含有量測定
Fast and accurate thermometric determination based on ABNT NBR 11176
概要
凝集および凝結は、飲料水および排水処理の両方において不可欠な工程です。過負荷状態の排水処理施設における一般的な手法として、一次沈殿池からの浮遊物質や有機物負荷を低減するため、化学的な前処理の強化が行われます。この目的のためには、硫酸アルミニウムやポリ塩化アルミニウム(PAC)などのアルミニウム塩がよく使用されます。
凝集剤の正確な適用と正確な投与量を実現するためには、そのアルミニウム含有量を正確に測定することが重要です。酸化アルミニウム(Al2O3)として表されるAl含有量は、さらに沈殿能力を算出するためのパラメータでもあります。
本アプリケーションノートでは、Thermoprobe HFを備えた859 Titrothermと滴定剤としてのフッ化ナトリウムを使用し、ABNT NBR 11176に基づき、アルミニウム含有量を正確かつ信頼性高く分析します。
Sample and sample preparation
本アプリケーションは、PAC(ポリ塩化アルミニウム)および硫酸アルミニウムを用いて実証されています。
試料の前処理は不要です。
Experimental
図 1.
Thermoprobe HFを備えた859 Titrotherm。
適量の試料をサンプルビーカーに秤取します。脱イオン水、塩酸、および酢酸緩衝液を加えます。
撹拌しながら、標定済みのフッ化ナトリウム溶液を用いて、第1終点を過ぎるまで溶液を滴定します。
本測定は、Thermoprobe HFを備えた859 Titrothermを用いて実施されます。
Results
| 試料 (n = 5) | 平均値 Al2O3 in %(m/m) | SD(rel) in % |
|---|---|---|
| PAC(ポリ塩化アルミニウム) | 10.7 | 0.8 |
| 硫酸アルミニウム | 7.7 | 0.5 |