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自動滴定装置
自動滴定装置

自動滴定装置

メトロームの自動滴定装置なら1台で4種類の滴定を完全同時測定。ビュレット分解能は最大10万分の1。カールフィッシャー水分測定も可能。ホモジナイザー、天秤、精密分注器などを接続して試料採取や秤量から自動前処理可能。界面活性剤測定も簡単直接測定。装置は3年保証で製薬では不可欠なIQ/OQ、データインテグリィ対策もメトロームなら安心です。

あらゆる種類の滴定に対応できる豊富なラインナップ - お探しの滴定装置が見つかります

メトロームの滴定装置には、初心者が簡単に操作できる入門機から最新の完全自動システムまで揃っています。最適な自動滴定装置をお選びいただけます。

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滴定アプリケーション検索

メトロームの自動滴定装置で測定に信頼と正確さを

世界中でメトロームの滴定装置が選ばれる理由とは? 

1943 年にスイスで設立されたメトローム社は、最新の自動滴定装置とソリューションを提供して世界をリードする分析機器メーカーに成長しました。

  • コンパクトなルーチンワーク向けから、ロボットを装備した全自動タイプ、さらに生産設備向けのプロセス分析用まで、幅広いタイプの自動滴定装置が揃っています。
  • 信頼できるスイス品質
  • 80か国以上にあるグループ会社や特約輸入代理店より、メトローム製品のサービスサポートやアプリケーションサポーとが受けられます。

450種類以上のアプリケーションノートが利用できます。

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メトロームのカールフィッシャー水分計は、ラボでのルーチン分析からプロセス分析まで幅広い種類から選択できます:

メトロームのラボ用カールフィッシャー水分計

メトロームのプロセス用分析装置(滴定/水分 他)

自動滴定装置のよくある質問 FAQs

滴定装置は、試料中に溶解している物質(被分析物)の濃度を求めるために使用されます。既知の体積で滴定試薬を徐々に試料に加え、化学反応が終点に達するまで続けます。その終点はセンサーによって検出されます。

滴定装置のステップごとの動作:

1. 試料の添加: 試料を容器に加えます。均一性を確保するため、かくはん機を用いることもあります

2. 滴定試薬の添加: 滴定試薬を手動または自動で制御された体積で加えます。

3. 測定とモニタリング: センサーが反応を連続的に監視します。滴定装置は溶液の性質(例:電位、色、導電率)の変化を追跡  し、当量点を検出します。

4. 終点検出: 反応が完了した瞬間が終点です。

5. 結果の計算と報告: 滴定装置は使用した滴定試薬の体積に基づき被分析物の濃度を計算し、デジタルレポートを生成します。

滴定の種類に応じて、反応を監視するためのさまざまなセンサーが利用可能です。Metrohmは、光度法、熱滴定、電位差滴定、沈殿滴定、キレート滴定、界面活性剤滴定、水系および非水系の酸塩基滴定用のセンサーを提供しています。

さらに滴定について詳しく学ぶには、当社のウェビナーセンターやブログをご覧ください:

 

ウェビナー:滴定の基礎

コラム:滴定 – 定義の原理

コラム:滴定における電極のベストプラクティス

自動滴定装置は、試料および滴定試薬の添加、終点検出、結果の計算を含む滴定操作を自動で行う分析装置です。自動滴定装置は、手動の滴定装置に比べて、分析の高速化、再現性のある測定など、多くの利点があります。

メトロームの全自動滴定装置についての詳細:

OMNIS タイトレーターについて詳しく

自動滴定や手動滴定に対する利点については、以下をご覧ください:

コラム:自動滴定システムの活用でコスト削減

コラム:簡単な滴定でも自動化するべき理由

滴定は最も古い分析技術のひとつであり、通常は手作業で行われます。しかし、手動滴定には多くの課題があります。自動滴定装置は滴定プロセスを自動化し、手動滴定と比べてより迅速で、正確かつ安全な結果が得られます。この動画では、手動滴定から自動滴定に切り替えるべき5つの主な理由をまとめています。

  1. ビュレットの準備が容易: オート滴定装置はビュレットを自動で充填します。
  2. ステップごとのガイダンス: オート滴定装置は天秤からソフトウェアや装置に試料量を自動転送し、かくはん速度を調整するなどの操作を行います。
  3. より信頼性が高く再現性のある終点評価: 自動滴定装置は客観的な終点検出を保証します。
  4. GxPに準拠した完全な文書化: オート滴定装置はFDA CFR Part 11およびEudraLex Vol. 4, Annex 11への準拠を確保します。
  5. 化学薬品のより安全な取り扱い: オート滴定装置は有害な化学薬品への曝露を減らします。

自動滴定装置の主な利点は以下のとおりです:

  • スピードと処理能力: より迅速な分析と高いサンプル処理能力

  • 精度と再現性: 自動分注と終点検出により人為的誤差を最小化

  • 効率性: 反復作業から研究室スタッフを解放

  • 安全性: 化学薬品への曝露を最小化

  • データ管理: デジタルレポート作成およびLIMS/ERPシステムとの連携

  • 拡張性: モジュール式アクセサリーや自動化オプションにより、変化する作業負荷に柔軟に対応

適切な滴定装置を選ぶには、試料の種類、分析の目的、研究室の環境によります。ここでは考慮すべき主な要素を示します:

要素 ヒント
滴定の種類
  • 電位差滴定: 酸塩基反応、酸化還元反応、キレート滴定、沈殿反応に最適。
  • 光度滴定: 有色、不透明、または非水系の試料に適している。
  • 温度滴定: 従来のセンサーが機能しない可能性のある試料に最適。
  • 導電率滴定: イオン変化を伴う反応に有用。
サンプルの特徴
  • 試料が液体、固体、スラリー、または気体のどれに該当するかを考慮してください。
  • 一部の滴定装置には、複雑なマトリックスに対応するためのホモジナイザーや試料前処理モジュールなどのアクセサリーが用意されています。
サンプル処理数と自動化
  • 大量のサンプルを行う場合、オートサンプラーやロボット自動化を備えた自動滴定装置を選びましょう(例:OMNIS サンプルロボット)。
  • 一度に複数サンプルを同時に滴定できる並行滴定機能は、実験室の効率を大幅に向上させます。
精度と再現性
  • 精密な分注、感度の高い電極、信頼性のある終点検出を備えたシステムを選びましょう。
  • バリデーションや再現性をサポートできる装置を選ぶことも重要です。
コンプライアンスとデータ管理
  • 必要であれば、 GLP/GMP, 21 CFR Part 11準拠、その他の規制や公定法に準拠している装置を選びましょう。
  • トレーサビリティや監査対応のために、LIMS、ERP、ELNシステムの統合対応を確認してください。
モジュール性と拡張性
  • 実験室の拡大に応じて拡張できるプラットフォームを選びましょう。メトロームの OMNIS タイトレーター は、追加モジュールや滴定モードによる拡張ができます。
サポートとアフターサービス
  • トレーニング、アプリケーションサポート、サービス契約の有無を確認しましょう。
  • ソフトウェアの更新、補償範囲、修理対応期間について確認しましょう。

メトロームで自動滴定装置のご相談を承ります:

お問い合わせ

自動滴定装置で最も一般的な検出方法は、電位差法と光度法による終点(EP)検出です。

電位差滴定法による終点検出では、電位差を測定します。
溶液の濃度に依存する電位を、指示電極で測定し、基準電極で測定した基準電位と比較します。
指示電極と基準電極を一体化した複合センサーも利用可能です。

光度滴定法による終点検出では、メトロームの オプトロード電極 のような光度センサーを使用し、溶液を通過する光線の特定波長における強度変化を検出します。

もう一つあまり知られていない滴定法が、温度滴定です。
温度滴定装置によるEP検出は、滴定反応中の温度変化を検出することに基づいています。
高感度の温度センサーで溶液を監視し、反応の発熱または吸熱により急激な温度変化が起こった時点を終点として識別します。
この方法は、適切な電極や光度指示薬が利用できない滴定に特に有用です。

電位差法、光度法、温度滴定法による終点検出の詳細は、当社ブログをご覧ください:

コラム: 終点(EP;エンドポイント)の検出方法

Blog: Thermometric titration – the missing piece of the puzzle

Webinar: Thermometric titration

全自動滴定システムは、滴定の効率、精度、安全性、信頼性を向上させます。自動化システムは、高度なサンプル処理能力、ルーチン分析、手作業を最小限に抑えることが重要な場合に理想的です。

例えば、 OMNISサンプルロボットシステム は、最大175サンプルの分析を完全に自動化できます。

全自動滴定システムについて、さらに詳しく:

Webinar: The benefits of automating your titration applications

大量のサンプル数があるラボでは、大容量のサンプルに対応できる機器だけでなく、用途の変化や作業負荷のピークに適応できる柔軟性とモジュール性を備えたシステムが求められます。

OMNISタイトレーター とOMNIS サンプルロボットを組み合わせたシステムは、高いサンプル処理能力を求めるラボに最適です。OMNISタイトレーターは、並列滴定、モジュール拡張、自動サンプル処理のすべてを持っています。

はい、エントリーレベルのメトローム自動滴定装置(例: Ecoタイトレーター) には、適切な電極と検証済みの方法を組み合わせることで、信頼できる精度があります。

滴定の精度は装置だけに依存するものではなく、複数の要因の総和によって決まります:

  • 適切な電極または検出方法の選択
  • 適切なシリンダー容量の選択
  • 適切な滴定モードの選択
  • サンプルサイズの精度(秤量/ピペッティング)
  • サンプルの均質化
  • 電極の洗浄とメンテナンス
  • ビュレットのメンテナンス
  • その他、特定の滴定方法に応じた要因

正確で精度の高い滴定結果を得るための概要は下記をご覧ください:

Blog: How to avoid titration errors in your lab

Blog: Validation of  titration methods

Webinar: Avoid titration mistakes through best practice sensor handling

Webinar: Troubleshooting titration: essential know-how for quality results

メトロームのTi-TouchおよびOMNISタイトレーターは、監査証跡、ユーザー管理、安全なデータ処理を提供し、21 CFR Part 11への完全な規制遵守を実現します。

一体型自動滴定装置 (PCソフトウェアなし) : Ti-タッチ

ソフトウェアコントロール自動滴定装置:OMNIS

自動滴定装置をバリデーションすることで、その手順が正確で再現性があり、信頼できる結果を提供することを保証します。特に、手動滴定から自動滴定装置へ移行する際に重要です。
メトロームでは、USP一般章<1225>「公定法のバリデーション」およびICHガイドラインQ2(R1)「分析法のバリデーション:テキストと方法論」で示されているバリデーションの枠組みに従うことを推奨しています。これには以下の主要なステップが含まれます:

  • 一次標準物質または事前に標準化された溶液を用いて滴定剤の標準化を実施する
  • 参照測定を行い、滴定結果の正確性と精度を評価する
  • 結果の直線性を確認する(すなわち、滴定結果が予想範囲内で分析対象物の濃度に比例していること)
  • 特異性を示す(すなわち、方法が不純物、賦形剤、分解生成物の干渉なしに分析対象物を正確に測定できること)

さらに詳しい情報:

Blog: Validation of titration methods

White paper: Recommendations for titration methods validation

 

最新の自動滴定装置、滴定データを外部ソフトウェア(LIMS / ERP / ELN)へ転送するために、さまざまなデータ形式を持っています。最も一般的な形式は次のとおりです:

  • PC/LIMSレポート
  • XMLレポート
  • PDF
  • CSV

すべてのメトローム自動的手装置は、USBメモリスティックに対応するファイルとしてデータを転送するか、コンピューター/ネットワークディレクトリに直接転送することで、これらのオプションのうち少なくとも1つを装備しています。

OMNIS ソフトウェア は、RESTソフトウェアアーキテクチャに基づく直接転送により、OMNISとLIMS、ERP、ELNなどのサードパーティソフトウェア間で便利かつ安全なデータ交換を実現します。