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温度滴定は電位差滴定が利用できない場合に、測定溶液の温度変化を検出して滴定をおこなえます。特に、食品に含まれるナトリウム、食用油脂中の遊離脂肪酸(FFA)、鉱物油製品中の全酸価(TAN)、全塩基価(TBN)、電気めっき浴中の酸混合物の分析に有効です。

  • センサー1つですべての温度滴定アプリケーションに対応
  • センサーの校正やメンテナンスは不要
  • オートサンプラ接続して自動化も可能
  • 電位差自動滴定装置で使うティアモ(tiamo)ソフトウェアを使用して滴定メソッドをカスタマイズ

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1つのセンサー(電極)ですべての温度滴定アプリケーションに対応

https://s7e5a.scene7.com/is/image/metrohm/69011020_s?ts=1638429937190&dpr=off

タイトロサーモは温度センサーを使用するため、1つのセンサーですべての温度測定アプリケーションに対応します。つまり、時間のかかる面倒な作業を行いません:

  • センサーの校正やメンテナンスは不要
  • アプリケーションごとのセンサー交換は不要

自動化でサンプル処理能力を大幅向上

https://metrohm.scene7.com/is/image/metrohm/024?ts=1638430172153&dpr=off

サンプルプロセッサーを組み合わせて、温度滴定システムを自動化すれば、多検体自動化を実現しつつ、測定結果の再現性、精度、確度も高められます。

必要に応じて、ニーズにぴったりマッチするサンプルプロセッサーをご利用いただけます。1台または2台のサンプルチェンジャーでの同時測定や、吸引・洗浄用ポンプを内蔵または外付け接続することも可能です。

測定メソッドのカスタマイズも簡単な滴定用ソフトウェア

https://metrohm.scene7.com/is/image/metrohm/tiamo_tif?ts=1638430329678&dpr=off

タイトロサーモはティアモソフトウェアで操作します。したがって、独自のメソッドを開発し、最適化することが可能です。このソフトウェアは、機器がコンピュータに接続されると、自動で機器を認識してくれます。

お問い合わせ

自動滴定装置に関するお問い合わせは、メトロームジャパンまでご連絡ください。 e-mail : metrohm.jp@metrohm.jp

滴定アプリケーション検索

温度滴定とは?

電位差滴定が電位変化を測定するのに対して、温度滴定は反応エンタルピーによって生じる滴定溶液の温度変化を測定します。

化学反応が起こると必ずエンタルピーが変化します。ということは、反応が起こっているかぎり、滴定溶液の温度が上がる(発熱反応)、または下がる(吸熱反応)ことになります。したがって、この測定方法は、ナトリウムや酸価、塩基価の測定など、電位差滴定の利用が困難、あるいは不可能なサンプルやマトリックスに利用することができます。

温度滴定の利点は?

  • 電位差を使用して滴定できないサンプルの分析が可能
  • 1種類の温度センサーですべてのアプリケーションに対応 - センサーのキャリブレーションもメンテナンスも不要
  • フッ酸溶液中にも耐えられる堅牢な滴定メソッド
  • すばやい滴定

さらに温度滴定について詳しく知りたいですか?

温度滴定ブログはこちら(英語) “Thermometric titration – the missing piece of the puzzle”