元の言語のページへ戻りました

このApplication Bulletinでは、水銀膜電極 (MFE) での亜鉛の測定について説明しています。亜鉛は、カドミウムおよび鉛と同時に測定することもできます。MFE での銅の測定はできません。水銀膜は GC 電極上にエクスシトゥ(ex-situ)でめっきされており、半日から1日の間使用することができます。

亜鉛は、アノードストリッピングボルタンメトリー (ASV) によって水銀膜電極で測定することができます。多くのサンプルに自然に含まれている銅の存在は、金属間化合物形成の理由から、測定に影響を及ぼします。その結果、測定された亜鉛濃度が低過ぎることになります。ガリウムと銅の金属間化合物は亜鉛と銅の化合物より安定性が高いため、ガリウムを添加することで、干渉をある程度取り除くことができます。

蒸着時間 10 秒の場合、検出限界は β(Zn2+) = 0.15 μg/L です。線状の稼動範囲はおよそ 300 μg/L までになります。蒸着時間 10 秒の場合、メソッドは亜鉛含有量 10 μg/L から 150 μg/L のサンプルに適しています。濃度の比較的低いサンプルでは、蒸着時間が例えば 30 秒まで増加した場合に、より信頼度の高い結果が得られます。濃度のより高いサンプルは希釈しなければなりません。

お問い合わせ

メトロームジャパン株式会社

143-0006 東京都大田区平和島6-1-1
東京流通センター アネックス9階

お問い合わせ