ICと他の分析装置を組み合わせたシステム(ICP/MS/滴定装置/燃焼装置/捕集装置)

Hyphenated techniques

メトロームのイオンクロマトグラフに、サンプリングシステム(PILS、MARGA、CIC)や分析装置 (IC-MS、IC-ICP/MS)を組み合わせれば、イオンクロマトグラフィーの応用範囲が大幅に拡大します。

さらに、ICの応用範囲を拡大するもう1つの方法が、メトロームのICに、自動滴定装置や電気化学分析装置(ボルタンメトリーアナリシス)といったICではカバーできない分野を補う技術を組み合わせる方法です。TitrIC や VoltIC はそれぞれ、1台のシステムでマルチパラメータ分析を可能にします。

ハイフネーティッドシステム システム (16)

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燃焼法イオンクロマトグラフィ (CIC)

燃焼法イオンクロマトグラフィ (CIC) を利用すれば、燃焼ガスのイオン分析が自動で行えます。

CICでは、オーブンユニットでサンプルを熱分解します。その結果生成した気体化合物を吸収液に通して吸収させ、その吸収液をメトロームのイオンクロマトグラフに送り、注入、分析を行います。

  • 燃焼法ICのルーチン分析を完全自動化
  • オフライン分析に比べて、サンプル注入や分析結果の正確さで断然有利
  • さまざまなハロゲン物質に対して定性分析と定量分析が可能

燃焼法イオンクロマトグラフィの日本語カタログダウンロードできます。こちらから (外部サイト)

メトロームの燃焼法ICは、各国公定法に準拠

  • ASTM D7359-08 : 水熱酸化分解燃焼およびイオンクロマトグラフィーによる芳香族炭化水素およびその混合物中のフッ素、塩素、硫黄含有量標準試験法(燃焼法イオンクロマトグラフ:CIC)
  • UOP991-11 : 燃焼法イオンクロマトグラフィ(CIC)による、液状有機物中の塩化物、フッ化物、臭化物測定
  • ASTM D5987-96(2007)水熱分解抽出およびイオン選択性電極またはイオンクロマトグラフ法による石炭およびコークス中のフッ素含有量標準試験法
  • ASTM WK 24757 : LPG中のフッ素 (F)、塩素 (Cl)、硫黄 (S) 
  • ASTM D7994-17:公定試験法における燃焼法による液体石油ガス (LPG) 中の全フッ素、塩素および硫黄のイオンクロマトグラフィー(燃焼イオンクロマトグラフィー-CIC)での測定

燃焼法ICイオンクロマトグラフィ(CIC)のアプリケーション例

  • 環境関連物質(油、プラスチックごみ、ガラス、活性炭など)
  • 電子部品(プリント基板、樹脂、ケーブル、絶縁体など)
  • 燃料(ガソリン、ケロシン、原油、灯油、石炭、ブタン、プロパン、天然ガス、触媒など)
  • プラスチック(ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリマー)
  • 着色剤(化粧品の顔料、ペンキ、塗料など)
  • 医薬品(原材料、中間生成物、最終製品など)
  • 食品(油脂、スパイス、調味料および香料など)

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大気汚染物質&PM2.5モニタリング

大気汚染は急速な工業化の副産物であり、世界各地で見られる現象になっています。

洗練されたサンプリングシステムと組み合わせれば、メトロームのイオンクロマトグラフは、大気中の深刻な汚染パラメータを総合的にモニタリングするのに非常に適したツールとなります。

MARGA(マルガ)で大気汚染物質&PM2.5を365日24時間モニタリング

MARGA(エアロゾル&大気ガスモニタリング装置)は、大気のオンラインモニタリングに特化したイオンクロマトグラフィシステムです。

MARGAは、イオン性物質(陽イオンおよび陰イオン)をエアロゾルや一定量の大気中のガス留分から集めて溶液に溶かし、デュアルチャンネルのイオンクロマトグラフに注入して分析を行います。

さらに詳しい情報は、MARGAのページ へ

微粒子捕集装置 (ピルス、PILS)

微粒子捕集装置(ピルス、PILS)は、大気からエアロゾルを集めて水溶液化します。

PILSは、メトロームのどのイオンクロマトグラフとも組み合わせられるので、エアロゾルのマルチパラメータ分析が可能です。IC以外にもVAやMS用としても使用できます。

PILSについてのさらに詳しい情報は、こちらをクリック!

ICと他の分析機器を組み合わせた総合イオン分析

水中のイオン成分の包括的な分析には、滴定、pH/導電率、イオンクロマトグラフィ、ボルタンメトリーなどの測定方法が必要となる場合があります。これらの測定技術を単一の分析システムにして、1サンプルからイオン分析を網羅することができます。

TitrIC flex – 滴定とイオンクロマトを組み合わせたマルチパラメーター分析

TitrIC flex の特長:
  • 滴定、pH/導電率測定、イオンクロマトグラフィの組み合わせ(全てメトローム製)
  • 滴定とイオンクロマトグラフィを並行して測定
  • 測定結果は共通のデータベースに保存され、共有レポート出力
  • 3つの分析手法でも1つのオートサンプラ
  • 滴定とイオンクロマトグラフィを単独または組み合わせて測定が可能
  • サンプル処理能力向上に拡張可能なモジュール式OMNISサンプルロボット使用

TitrIC flex I

TitrIC flex I for combined titrimetric and ion chromatography measurement

  • 温度、導電率、pHを直接測定
  • p値m値測定やカルシウム/マグネシウムの硬度測定
  • イオンクロマトグラフと組み合わせたアニオン同時測定(ウルトラフィルタレーション使用)

> Learn more about TitrIC flex I

TitrIC flex II

TitrIC flex II for combined titration and anion and cation measurement with ion chromatography

  • 温度、導電率、pHを直接測定
  • p値m値の滴定
  • ウルトラフィルタレーションを使用したイオンクロマトグラフによるアニオンおよびカチオン(カルシウム、マグネシウムを含む)
  • イオンバランスの自動計算

> Learn more about TitrIC flex II

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VoltIC Vario pro – イオンクロマトグラフと電気化学分析の組み合わせ

VoltIC Vario pro は、イオンクロマトグラフィーと電気化学分析を統合したシステムにしたもので、イオン分析に最適です。

VoltIC Vario proについての詳しい情報は こちら をクリック。

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IC/MS、IC-ICP/MS – イオンクロマトグラフと質量分析計の組み合わせ

イオンクロマトグラフ(IC)に質量分析計(MS)を組み合わせたシステム(IC-MS)や、誘導結合プラズマ分析装置(発光分析装置、ICP)との組み合わせたシステム(IC-ICP)でさらに感度や選択性の向上が見込まれ、イオンクロマトグラフィーのアプリケーションを広げることができます。飲料水中の毒性不純物(ハロ酢酸など)の分析なども行えます。

このようなシステムの組み合わせにより定量的な分析情報に加えて、サンプルの定性的な情報も得られます。