化学業界で使用する各種溶媒の分析

Storage tanks on a chemical production plant

こちらでは、以下の情報がご覧いただけます:

  • 溶媒に含まれる不純物の測定:微量分析、アニオンおよびカチオン、酸価 / 水酸基価 / ケン価化
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各国の公定法に準拠した溶媒分析

Standards

溶媒の品質管理に関連する国際的な公定試験法は数多くあります。.

メトロームの分析装置を使用したさまざまな公定法の分析例を掲載しています、詳しくは下記クリックからご覧ただけます。

> 国際的な公定試験法一覧


有機溶媒中の水分量の測定

有機溶媒は、非常に高い親油性があるため、油、脂肪、樹脂、ゴム、プラスチックを溶解することができます。そのため、有機溶媒は、塗料、コーティング剤、接着剤、洗剤に幅広く利用されています。さらに、化粧品、農薬、ポリマー、ゴム製品の製造に欠かせないものとなっています。

環境や健康への懸念があるにも関わらず、有機溶媒(炭化水素、塩素化物、酸素化物、窒素 / 硫黄含有物は、その有用性のため、依然として広く使用されています。

Amber bottles containing solvents

有機溶媒の不純物として、もっとも一般的に含まれるものは、水になります。水は、多くの化学反応を妨げるため、水分含有量の測定は重要になります。カールフィッシャー水分測定法は、この目的において、とても信頼性が高く、正確で、広く使用されています。メトロームでは、用途に応じて、豊富な種類のKF水分計を取り揃えております。

> メトロームのKF水分計についてさらに詳しく

メチルシクロヘキサンの水分量測定

メチルシクロヘキサンは、メチル基が付加しているため、シクロヘキサンに比べて揮発性の低い脂環式炭化水素です。その溶解度は、脂肪族炭化水素と芳香族炭化水素の溶解度の中間になります。これは、脂肪、油、瀝青(れきせい)、ゴム、非極性樹脂に対して理想的な溶媒です。

> カールフィッシャー水分測定についてさらに詳しく

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二塩化エチレン(1,2-ジクロロエタン)の水分測定

ほとんどの有機化合物は、非塩素系よりも塩素系溶媒に対してより溶解しやすい特徴を持っています。環境への懸念から、塩素系溶媒の使用は減少していますが、特定の業界では、依然として重要な溶媒として利用されています。例えば、最も安定な塩素系炭化水素の1つである二塩化エチレンは、塩化ビニルや多数の塩素系ポリマーの製造に使用されています。

> カールフィッシャー水分計についてさらに詳しく

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ピペリジン

ピペリジンおよびその誘導体は、多くの医薬品や精密化学物質の製造に使用される重要な溶媒かつ基本構造となる物質です。

カールフィッシャー水分計は、これらの溶媒に含まれる水分を正確かつ簡単に測定できます。

> カールフィッシャー水分計についてさらに詳しく

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その他のアプリケーションと関連製品

その他の溶媒について…

カールフィッシャー水分計は、過酷な生産現場でも水分測定が可能です。アセトニトリル、フェノール、メタノール、イソプロパノールの水分測定例について、ポスター資料をダウンロードできます。

ダウンロード(英文)

水分測定を自動化…

カールフィッシャー水分計は自動化することにより、水分測定の結果の再現生と精度を向上させ、時間と手間を削減できます。

KF水分計の自動化(英文ポスター) KF水分計用オートサンプラ詳細

NIR (近赤外) による水分測定…

カールフィッシャー水分測定の代わりに、NIR近赤外分光法で溶媒中の水分を測定することができます。これは事実上測定時間のかからない手法で、サンプル調整を必要としません。ここでは、塩素系溶媒混合物の不純度測定として、水およびエタノールの含有量をモニタリングしています。

アプリケーションへアクセス NIR近赤外分光計についてさらに詳しく(英文)

溶媒の不純物をモニタリング

電気化学分析法(ボルタンメトリー)による微量金属の測定

884 Professional VA voltammetry system

化学業界では、溶媒は大量かつ多くの工程で使用されます。特に化学反応を媒介したり緩和するためには、高純度の溶媒が不可欠です。鉄、亜鉛、鉛など不純物として含まれる微量金属の測定には、ハンギング滴下水銀電極(HDME)でのストリッピングボルタンメトリーを使用して高感度かつ正確に測定できます。

> 電気化学分析法(ボルタンメトリー)についてさらに詳しく

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イオンクロマトグラフィによるアニオンとカチオンの測定

N、N-ジメチルアセトアミドなどの双極性非プロトン性溶媒や疎水性無極性トルエン中のアニオンを測定する場合でも、イオンクロマトグラフィは、アニオンやカチオンの同時測定に理想的です。

> イオンクロマトグラフィについてさらに詳しく

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滴定による酸価、水酸基価、ケン化価、金属成分の測定

溶媒中の酸度は、様々な要因があります。例えば製造工程や残留物の酸度が原因となる場合や輸送や貯蔵中に起こる分解反応が原因となる場合もあります。

酸度は、mgKOH/g サンプル中の全酸価(TANまたは酸価、AV)として表されます。TANは、多くの国際規格で規定されている簡易の指標で信頼性があり、滴定により迅速に求められます。同様に、滴定では、エステルの純度や水酸基価、臭素価、けん化価から、塗料乾燥機の金属含有量まで、溶媒や塗料の重要な品質指標の測定を網羅しています。

> 自動滴定装置についてさらに詳しく

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溶媒の回収とリサイクル

使用済みの溶媒を適切に処分する場合、ハロゲン溶剤は別にして処理する必要があります。コストがかかり、化学業界では、環境に有害な処分工程ではなく、使用済み溶剤を回収、精製、再利用してしています。

化学メーカーでは、回収された溶媒が、生産効率を落としたり、副反応を起こすことを避けるために、十分な純度を確保する必要があります。

メトロームでは、溶媒の品質に関する測定を行う各種アプリケーションを公開しています:

  • 燃焼法イオンクロマトグラフィによるハロゲンや硫黄の測定
  • NIRS近赤外分光計によるメタノールや水の測定

溶媒に含まれるハロゲンや硫黄の測定

残留溶媒に含まれるハロゲン化物を測定するには、規則に準拠した処理手順により、ハロゲン溶媒とノンハロゲン溶媒を分離する必要があります。

燃焼法イオンクロマトグラフィ(CIC)は、とても信頼性の高いハロゲン測定法です。この手法では、燃焼(熱加水分解反応)により試料からハロゲンが放出され、ガス化した目的気体成分が吸収溶液に取り込まれて、イオンクロマトグラフィにより測定されます。

> 燃焼法イオンクロマトグラフィ(CIC)についてさらに詳しく
  

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溶媒に含まれる水およびメタノールの測定

分光法は、回収後の溶媒の純度を測定するための優れた手法です。代表的なアプリケーション例として、NIR近赤外分析法は、ジクロロメタン(塩化メチレン)中のメタノールと水の不純物をモニタリングするのにとても有効です。

NIR近赤外分光計による測定なら、前処理が不要で、結果が迅速に求められ、インラインサンプリングが可能です。

> NIR近赤外分光計についてさらに詳しく

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その他のアプリケーションと関連製品

ラマン分光計による溶媒の同定

Mira M-1 ハンドヘルド・ラマン・アナライザーで数秒以内に、有機溶媒、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、テトラヒドロフラン、アセトニトリルなどを識別することができます。

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