技術論文紹介 電気化学測定装置による迅速ウイルス遺伝子検出

技術資料紹介 電気化学測定装置による迅速ウイルス遺伝子検出 フライヤーイメージ 500X711
2019年末より新型コロナウィルスが世界的に猛威を振るっていますが、2009年に専門誌Electroanalysisに、金スクリーンプリント電極を使用したSARSウィルス遺伝子センサーの開発に関する論文が掲載されました。論文は英文です。

Genosensor for SARS Virus Detection Based on Gold Nanostructured Screen-Printed Carbon Electrodes
Graciela Martinez-Paredes, Maria Begona Gonzalez-Garcia, Agustin Costa-Garcia 
Departamento de Quimica Fisica y Analitica, Facultad de Quimica, Universidad de Oviedo, Cl Julia'n Claveria s/n, 33006 Oviedo, Asturias, Spain 
Electroanalysis 2009, 21, No. 3-5, 379 - 385 


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金ナノ構造のスクリーンプリントカーボン電極によるSARSウイルス検出用遺伝子センサー


概要:

金を用いたナノ構造の使い捨てスクリーンプリントカーボン電極上にハイブリダイゼーションによる遺伝子センサーを設計した。一定時間、定電流を流すことによってそこに形成される金のナノ粒子が、固定形質導入面としての機能を果たす。感度に特に注目して、このメソッドに影響を及ぼすパラメータを研究した。チオール/金の反応により、固定化が比較的すばやく起こり、ビオチン標識の濃度2.5~50 pmol/Lの範囲で、ビオチン標識の濃度に対して遺伝子センサーの反応が線形的に確認された。計算で2.5 pmol/Lの検出限界が求められ、このときの感度は1.76 μA/pmol L-1となった。本稿記載の方法では、これらの値が大幅に改善されており、これは金を用いたナノ構造の表面利用の利点を示すものである。